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2010.02.25 (Thu)

TOYOTAの涙

先週だったか
「アカデミー賞のプロデューサー
今年の授賞式でオスカーを獲得する可能性のある人々に泣かないよう呼びかけ」
と云うニュースを目にした。

なんでも
涙まじりの感謝の言葉は授賞式で最も嫌がられる行動だそうで
受賞した場合は感情を抑えるようにと云う事らしい。


それで思い出したのは
1997年に自主廃業した山一証券最後の社長
野澤正平氏の自主廃業を発表する会見。



山一證券破綻_convert_20100225160243
「みんな私らが悪いんであって、社員は悪くありませんから。
 どうか社員を応援してやってください。
 優秀な社員がたくさんいます、お願いします、私達が悪いんです。
 社員は悪くございません」


破綻の原因を作り責任逃れする旧経営陣とは違い
この会見で率直に謝罪し
社員の再就職を涙で訴える野澤氏の姿に
心打たれる人も多かった。
(山一破綻後、野澤氏は元社員の再就職のために履歴書を持って会社を回ったりするなど奔走した )

が、アメリカの反応は違った。

上場企業の社長が会見で涙を流すなど信じられない。
こんな感情をコントロールできない人が社長なんて。

などネガティブなものがほとんどだった。

日本でも
「男は泣くな」とか
「人前で涙を流すな」とか
言われる事があるけれど
実際「男泣き」している場面を目にすると
それ程の事があったんだなと
こっちまでもが感傷的になってしまう事はあっても
それを見苦しいとか情けないとか感じた事はあまりないので
公の場で人が泣く事に対する(それが感謝の涙でも謝罪の涙でも)
アメリカの人々が抱く感情がいまいち分からない。

さて今日、米下院の公聴会で
トヨタ自動車の豊田章男社長が証言し
大規模リコールをめぐる対応の遅れを陳謝した。

この3時間20分にわたる公聴会の質疑で
豊田社長は泣かなかった。

が、公聴会後の販売店や工場従業員ら約200人が待つ交流会で泣いちゃった!



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「公聴会前に皆さんと携帯カメラで撮影した記念写真を胸にしまって会場に到着したら、
 もっと多くの仲間たちが待っていてくれた。
 私は一人ではない。皆さんと一緒に公聴会に出席させて頂いたと思っている」

そして販売店の代表者が「100%、あなたを支持する」と語りかけると
顔をクシャクシャにしてまた泣いちゃった。



リーマンショック後世界が協調して未曾有の景気対策を実施し
やっと日本経済も回復軌道に乗りつつあるのかなぁと云う状況で
まさかのTOYOTAショック!
特に愛知県を中心にした東海地方はTOYOTA依存度が高く
TOYOTAを頂点に零細下請工場はもちろん
様々な業種にTOYOTAの好不況が影響してくる。
ミーも本当は「社長が泣いちゃった!」なんて書いてる場合じゃないのかも。

危機とは云ってもじゃあ他にどのメーカーがトヨタより安全なの?とか
内部留保13兆円もある会社だよ!とか云う声もあるけど
一度傷ついたブランドイメージを取り戻すには時間がかかる。
対応次第では存亡にもかかわる危機だろう。

今日、豊田章男社長はアメリカの従業員の前で泣いた。
その涙はどういう涙だったろう。

銭単位のカイゼン要請と長期にわたる不況
そして今回のTOYOTAショックで泣くにも泣けず
何とか踏ん張っている人達に思いを致した涙ならば
アメリカの人々が何と言おうと
ミーはTOYOTAの涙でもらい泣きする。 







P.S さあ明日はいよいよフィギュアスケート女子のフリー!
  おっさんの涙より
  アスリートの感涙が見たい!!!

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