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2010.03.14 (Sun)

ポール・ポッツ名古屋公演

ポール・ポッツの名古屋公演に行ってきた。

この人はもう紹介するまでもなく
YouTube発で世界的なセンセーションを巻き起こした
シンデレラおじさんだが(おじさん・・・ミーと同い年。(T_T))
ミーもご多分に漏れずあの動画で涙を流した一人なので
少しでもパワーをもらおうと奮発して前の方の席をゲット!

会場に入ると特にポスターなどは貼ってなくて
セットリストが1枚入り口にあるだけの
通い慣れてるプロレス会場の作りに較べればシンプルで
お客さんの雰囲気も開場前から盛り上がってるプロレスファンとは違い
静かな感じ。

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開演の30分前に客席に入り周りを見渡すと
年配の夫婦、親子連れ、カップルなど様々。

どのくらい人が集まるのかちょっと心配だったけど
10分前には席はいっぱいになり
さぁ舞台は整った。

開演予定の7時を過ぎる事10分
待ちに待った幕が開く

オーケストラが目の前に現れ2、3曲奏でた所で
ポール登場!

『ブリテンズ・ゴット・タレント』で最初に歌った時の
着古したジャケット姿とは違いタキシード姿での登場だ。

拍手で迎える観衆。

一曲目を歌い出す。

あの動画で何度も涙を流したミーは
ポールポッツの「誰も寝てはならぬ」の素晴らしさを知っている。
それはパバロッティやドミンゴやカレーラスの「誰も寝てはならぬ」を聞いた時とは別の感動
自分が泣いてる事も分からない
気付いたら涙が流れていると云うか
どこからくるのかもうウワァーとこみ上げるものだ。

が、いくら素晴らしさを知ってると云っても
まだポールはプロデビューして3年足らずだし
「誰も寝てはならぬ」以外の歌はどうなのか正直不安だった。

1曲目を歌い終わり2曲目3曲目と進む中で
その不安は徐々に溶解し
4曲目でそれは杞憂だったとわかり
5曲目で完全に引き込まれた。

彼の歌はとても情熱的でロマンティックで
表現力に溢れるものだった。

一曲歌い終えるごとにポールは
「アリガトウゴザイマシタ」と日本語で観客の拍手に応える。

ゲストのオペラ歌手
半田美和子さん(この人の歌声も素晴らしかった)が歌うために
ポールは一旦舞台の袖に下がるのだが
その時マイクスタンドを当然の様に自ら運ぶ姿は
驚きと同時に何か微笑ましいシーンだった。

前半最後の曲「カルーソ」では
この曲の持つ哀愁漂う感じを見事に歌い上げ
もうそれは陶酔ものだった。

休憩を挟み後半も素晴らしかったが
やはりこの人はプッチーニなどオペラの名曲がしっくりくる。
最新アルバムで日本だけ追加収録された「アメージング・グレイス」や
「Time to say good bye」ももちろんよかったが
彼の何かひたすら一途に思い続けそれを誠実に歌いあげる姿は
ポップス的なものよりクラッシックの中でこそその本領が発揮されるのではないか。



後半最後の曲が終わりさあアンコールである。

もうみんなこの曲が聴きたくてウズウズしていたのだ。
これを目の前で聴くために
あの感動を胸に秘め
静かな人々はここに集まったのである。


「誰も寝てはならぬ/Nessun Dorma」 Puccini









彼は観衆、指揮者、オーケストラ、照明係、この公演に関わった人のすべてに感謝の言葉を述べ
万感の拍手はいつまでも鳴り止まず
観衆の一人がポールと叫び声をあげると
公演前の静かな観衆達は熱狂的な観衆に変わり
「ポール、ポール」の声に会場は溢れた。
みんなポール・ポッツからもらった光に「ありがとう」を言いたかったのだ。



翌日起きたら腕が痛い。
猪木コールをしすぎて次の日のどが痛くなった事はあるけど
こんな経験は初めてだ。
でも心地よい痛みってあるんだなぁ。



最後に彼のインタビュー記事(女性自身)から。

座右の銘は、『ジャングル・ブック』を書いたラドヤード・キップリングの『もしも』という詩。
「『もしも誰かがあなたを嫌うようなことがあっても、嫌うということに重きを置いてはいけません。もしあなたが成功と敗北を経験したなら、その両方に重きを置きなさい。どちらも理由があるから、今あなたはそこに存在しているのです』。こんな内容なのですが、これは僕の人生そのものでしょう。自分が嫌われたから、相手を嫌ってしまってはいけない。これは自分がいじめられていたことも当てはめて、人生の教訓かなと。こうされたからこうするのではなくて、光も影も両方意味があるから、そこにあるんだと」
夢はあきらめないこと、と強調するポール。
「夢をあきらめないでほしい。でも同時に現実もある。両方のバランスを取ることも大切。あまり夢を見過ぎるのではなく、ちゃんとその機会が訪れたとき、その機会を無駄にしないように掴み取ってほしい」
そんなポールにも、夢はまだまだある。
「僕の次の夢は、本格的なオペラの舞台に立つこと。自分で指定できるなら、プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』のルドルフをやりたいな」




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