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2011.04.29 (Fri)

東京は暗かったけど

震災後初の東京
品川駅で降りホームを歩くと
何か暗い
上を見上げると何本か蛍光灯が抜いてある。

地下鉄に乗ればこれまた暗く
同じように蛍光灯が抜いてある。

名古屋でも夜は
コンビ二が一部の照明を落としたり
街のネオンも自粛的に控えめだった時期もあったけど
真昼間に暗さを感じると
この暗さはポーズでも何でもない
逼迫さを感じるとともに
真っ暗な洞窟の入り口にさしかかったようで
気が重くなる。

その日雨だったこともあるのか
数分すると地下鉄内がムシッとして汗ばんでくる。
思わず「クーラーいれろよっ」とつぶやいてしまった自分に愕然として
メディアから流れてくるあの惨状に涙した涙は
被災しなかった安堵感からくる嬉し涙だったのかもしれないとさえ思い
暗鬱たる気分になる。

そんな気分を引きずりながら
街へ出て見ると
場所が広尾だったせいか
上品で綺麗な女性が多かったり
名古屋では見かけない外車がそこにかしこにで
徐々に・・・いや正直に言えば一気にテンションがあがってくる。

有栖川宮記念公園の周りをブラタモリしていると
輸入食材が豊富なスーパーのナショナル麻布が。
入って見ると世界中の食材に溢れ
買い物している外国人や日本人もたくさんいて
それぞれカゴをいっぱいにしてレジに並んでいる。

ニュースなどでは各国大使館が東京から一時避難し
外資系の社員も本国に戻り
東京から外国人がいなくなっていると聞いていたので
ナショナル麻布の盛況ぶりは意外でした。

この後、地下鉄に乗り学生時代に住んでいた高田馬場に向かったのですが
電車内の暗さや暑さはもうあまり気にならなくなっていました。
(新宿の夜の暗さにはこれまたビックリしてしまいましたが)

今回東京に来て思ったことは
東京も被災地であること。

震度5以上で、生活物資が一時不足し、計画停電で交通網が混乱し
原発の影響で水道水に摂取制限がかかったりしているんだから
当り前だと言われてしまいますが
電力制限の影響は想像以上だと感じました。
生活や産業に与える影響はもちろん
いつも明るかった場所が暗いと云うことが
どれだけ精神に影響を与えるか。

以前明るかった場所に立つだけで
否が応でも、現実を突きつけられ
そのたびにあの大災厄がフラッシュバックするのではないか。
名古屋でメディアを通してだけの自分がそうなのだから

9.11テロの3日後、NYのジュリアーニ市長は市民に
「普段の生活に戻ろう」と呼びかけたそうです。
「レストランを開け、野球を再開しろ」と。

そして、10日後自らコメディ番組に出演して
「みんな、笑っていいぞ」と。

「テロでニューヨークの一部は破壊され、多くの人が亡くなった。でも、大半は生き延びた。
できることはたくさんあるのに、体は大丈夫なのに、心が言うことを聞かない。
だから前を向かせることが大事だ。人々の目を未来に向けさせ
『いつまでもこの状態が続くわけがない』と思わせることだ。
テロという敵がいた我々と異なり、大震災は自然災害だが
前を向くのは日本にも当てはまるのではないか。
日本の大部分は今まで通りだ。教育水準が高く、創造性あふれる人々が暮らしている。
東京には10回以上行ったが、人混みだらけで時速180キロで走っているかのような
都会育ちの私好みの街だった。今は抜け殻のようだと聞いた。東京がふだん通りに暮らせば
経済も活性化する。それを人々に伝えるのが指導者の仕事だ。
2年後の日本はより強い国になっていると信じる。」(4/27日経新聞朝刊抜粋)

迫り来る夏の電力問題にからめて
一部の業界をつついている東京都知事を
「今、それかよっ!?」
どうにもせせこましい人だなあと批判するつもりはありませんし
むしろ都知事のことだから
選挙前の「天罰」発言のように自分の言葉をあっさり撤回して
優先順位の高い前向きでまともな政策
以前明るかった場所をすぐにもと通りの明るさにするのは無理でも
心の中に希望の灯をともすような言葉や政策を発して
東京を元気にしてくれることを期待してます。

が、なんでしょう。
ジュリアーニ市長の「みんな、笑っていいぞ」という言葉。

前回の仲本工事さんのやさしい笑顔と歌声じゃないけど
この救われた感。





 
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